本当は誰でも,自由に自分のウェブスペースなどを利用して,このXSinc機能を利用できればよいが,まぁ.Macユーザーを確保したい気持ちもわからないでもない。OSとして,同期,というよりもネットワーク上での設定保存は,真路である。
quote:アップル社は,別名タイガーと呼ばれるマックOS X 10.4を4月29日午後6時に発売する。タイガーは,システム全体を検索するスポットライト機能など,多数の機能を積む。また,メイル,iCal,アドレスブックなどがアップデートされ,スポットライトへの統合とOS内蔵の同期エンジン(XSinc)として動作するiSyncで同期ができるようになった。
4月29日の午後6時というのがどのタイムゾーンなのか明確でないと,英国のウェブサイトであるThe Registerは述べ,オーストラリアのマックユーザーが最初にアップグレードできるかもしれないのは,オーストラリアのiTunes ミュージック ストア(6月開始の噂も)の開始が遅れているお詫びかもしれないねとしている(まぁ日本も似たような状況にあるが)。ほぼ噂通りの発売日程となったが,毎年毎年,1年に1回のアップグレードがよく続いていると思う。強い先導者(仕事氏)の能力によるものだろう。
いまのところいちばんうれしいのは,同期機能の強化だ(アップル社のページ)。.Macのユーザーだけに限られるが,いままでのサファリのブックマークやiCalの予定表,アドレスブックに加えて,メールの設定,署名なども同期できるようだ。ノートとデスクトップなど,複数台のマックを利用している者には助かると思う。そもそも,将来的にはすべての保存データ,設定データはネットワーク上に配置されることになる。ローカルのハードディスクに意味などなく,ネットワーク上にあっていつでも同じ環境を維持できてこそ,人はスマートに生きられる。iDiskの機能などまだまだのところも多いが,同期機能の進展は,OSがよい方向に向かっていることを示している。
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